富山県の観光情報
県庁所在地は富山市。県人口は約108万人。かつては「越中国」と称しました。豪雪地帯で知られ、「立山連峰」、「立山黒部アルペンルート」、「白川郷」などで有名です。全国有数の米の産地で、特産品としてチューリップ、干し柿、ジャンボスイカも知られています。
郷土料理には鱒を酢で味付けした押し寿司の「ます寿司」やぶりのアラを大根と共に醤油で煮付けた「ぶり大根」などがあります。又、黒部川上流の「黒薙温泉」から引き湯をした「宇奈月温泉」(黒部市)があります。
「立山」は雄山、大汝山、冨士の折立の三山をあわせて立山と呼び、立山という山は存在しません。どの山も標高3,000m級の山で、日本で唯一氷河があるのが立山です。
「立山黒部アルペンルート」は富山県の立山駅と長野県の扇沢駅を結ぶ山岳観光ルートで、1971年に開通しました。年間100万人の観光客が訪れます。ケーブルカー、バス、ロープウェイを利用して、県境を越えます。両駅の直線距離は25km程度ですが、立山駅が標高475m、室堂が2450mと高低差が約2kmもあるルートです。ルートの途中には「黒部ダム」があり、ダムからの雄大な景色と毎年6~10月の放流は観光名物になっています。
「黒部ダム」は1956年から7年を歳月をかけて完成しました。堤の長さは492m、高さは日本一の186mで、総貯水量は2億立方メートルにもなります。標高1500mの展望台からはその巨大な黒部ダムをはじめ、立山連峰、北アルプスの絶景を堪能できます。
又、毎年4月から6月にはアルペンルートに「雪の大谷」が現れます。豪雪地帯を雪かきしてアルペンルートが開通するのですが、除雪してできた雪の壁は雪の多い年ではなんと20m近くにも及びます。巨大な雪の壁を目の当たりにしながら進む「雪の大谷」はバスだけでなく、期間限定のイベント「雪の大谷ウォーク」で歩く事もできます。バスで素早く通り過ぎるのではなく、雪の大壁を感じながら標高2450mの室堂をウォーキングできるのです。