奈良県の観光情報
県庁所在地は奈良市。県人口は約140万人で、奈良市人口は約36万人。県北西部の奈良盆地は県土の8%ほどですが、人口の約90%が住む密集地域。吉野川より南は吉野南部山地と呼ばれ、山林が多く吉野杉の産地として有名です。
かつては「大和国」と称し、大和朝廷発祥の地です。橿原市の藤原京、奈良市の平城京とかつての政治の中心地です。寺社仏閣など文化財が多く、東大寺、春日大社、唐招提寺などの国宝建築物は日本で最も多い県です。
また、世界文化遺産として「法隆寺地域の仏教建造物」、「古都奈良の文化財」、「紀伊山地の霊場と参詣道」が登録されています。京都と並ぶ古都として世界的にも有名で、平成22年には約4400万人の観光客が訪れています。
県内特産はいちご、スイカ、柿、茶、奈良漬、金魚、吉野杉などが有名です。
郷土料理には魚の切身を酢飯にのせて柿の葉で包んだ押し寿司の「柿の葉寿司」や小麦粉を手延べで細く伸ばして精製した素麺の「三輪そうめん」などがあります。
奈良市の「東大寺」は8世紀前半に聖武天皇が建立した寺で、奈良の大仏と一般的に呼ばれる東大寺盧遮那仏像が有名です。高さ約15m、幅約20m、顔だけで5m以上もある巨大な大仏ですが、2度焼失しており、現在の大仏は江戸時代に復興されたものです。