山梨県の概要

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山梨県富士山と山中湖 山梨県
山梨県
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山梨県の概要

 関東地方、甲信越地方に区分される山梨県は神奈川県、東京都、埼玉県、長野県、静岡県に囲まれた内陸県です。北は八ヶ岳山麓、東は奥秩父山地、西は南アルプスの明石山脈、南は富士山に囲まれており、県土総面積4,465平方kmの約8割が山岳地帯です。周囲を山に囲まれた内陸県なので季節風の影響を受けにくく、降水量が少なく快晴が多い上、寒暖の差が激しいのが特徴です。

山梨県はそうした気候特性から農業の中でも果樹栽培が盛んで、桃、ぶどう、すもも、さくらんぼなどの果樹栽培が農業生産額の半分近くを占める「フルーツ王国」です。

県人口は約85万人で、県庁所在地の甲府市人口は約20万人です。山梨は甲府市がある甲府盆地を中心に発展しており、戦国時代には最強の騎馬軍団といわれた武田騎馬軍を率いた武田信玄が支配していました。

富士山・富士五湖観光

南部の南都留郡の富士山、富士五湖地域では富士登山、富士山見学、富士五湖での観光、レジャー、ウォータースポーツなど観光業が盛んで、観光施設だけでなく飲食店、宿泊施設も活況を呈しています。観光スポットとしては富士山、本栖湖、西湖、精進湖、河口湖、山中湖の富士五湖の他に、茅葺屋根の集落の「いやしの里根場」(南都留郡富士河口湖町)、紅葉台、富岳風穴、鳴沢氷穴、忍野八海、富士急ハイランド、山中湖花の都公園などがあります。

山梨県の郷土料理

郷土料理には小麦粉で練った幅広の太麺と野菜を味噌仕立ての汁で煮込んだ「ほうとう」や太くてコシの強い麺を醤油と味噌で合わせた汁で食べる「吉田うどん」などがあります。

山梨県の歴史と武田信玄

 山梨県は1871年の廃藩置県により甲府県から山梨県に改称されました。県名は県庁所在地の山梨郡に由来します。江戸幕府の下では中西部の甲府盆地を中心とする国中地方の甲府藩と東部の郡内地方の谷村藩が支配していました。その名残から現在でも県土を山梨郡、八代郡、巨摩郡の国中地方と都留郡の郡内地方に区分されています。戦国時代には武田信玄が勢力を誇りましたが、勝頼の代になり1582年の甲州征伐で武田氏は滅亡しました。その後、甲斐国は徳川家康、豊臣秀吉の支配へと変わりますが、徳川幕府の時代には最終的に幕府直轄地として支配がされるようになりました。

武田信玄ゆかりの観光・温泉

山梨県は戦国時代には強大な勢力を誇った武田信玄を重要視し、観光業においても重要な役割を果たしています。県内各地には信玄ゆかりの観光スポットが多く、全国から観光客が訪れており、土産物や特産品も信玄にちなんだ製品が数多くあります。

武田神社、武田信玄の菩提寺「乾徳山恵林寺」、「信玄の隠し湯」ともいわれる「下部温泉」(南巨摩郡身延町)、武田信玄や徳川家康も湯治に訪れた「西山温泉」(南巨摩郡早川町)、甲斐善光寺、信玄公まつり、「信玄餅」、「信玄桃」などがあります。又、前述の温泉の他にも果実と温泉の郷として知られる「石和温泉」(笛吹市)もあります。

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