神奈川県の概要
神奈川県は東は東京湾、南は相模湾に面し、東京都、山梨県、静岡県、そして東京湾アクアラインを通じて千葉県に接しています。県土は東西約78km、南北約60kmで面積は2,415平方kmです。19市13町1村で構成。県人口は約907万人で都道府県別では全国2位で国内人口の約7%を占めています。県庁所在地は横浜市で人口は約370万人。県人口は横浜市が約41%、川崎市約16%、相模原市約8%と約3分の2が政令指定都市の3都市に集中しています。県内総生産は東京、大阪、愛知に次いで全国4位で、横浜、川崎、横須賀港の3港は貿易港として有名で貿易額は全国輸出額・輸入額の上位を占めています。
また、横須賀市の横須賀港には海上自衛隊自衛艦隊司令部と米海軍第7艦隊司令部があり、軍事拠点として機能しています。他にもキャンプ座間、厚木海軍飛行場など県内には沖縄県の次に軍事関連施設が多数存在しています。
県土の約4割が森林地域、宅地が約2割5分、他は農地、道路等です。県土はかつての「相模国」全域と「武蔵国」の一部で構成されており、鎌倉は鎌倉幕府、小田原には北条氏が栄えた地域です。県名は神奈川宿、神奈川奉行所に由来しています。
県内には箱根や湯河原などの温泉、丹沢、大沢、相模湖、江ノ島、鎌倉幕府と大仏で有名な歴史都市「鎌倉」、三浦半島でのレジャー・観光が人気があります。
神奈川県の郷土料理と温泉
郷土料理には小麦粉と上新粉で作った団子に餡をからめた和菓子「へらへら団子」、季節の具材を小麦粉の生地で包んで焼いて蒸した「かんこ焼き」、かつての大日本帝国海軍のレシピを元に現代に復元した「横須賀海軍カレー」などがあります。又、温泉には源頼朝ゆかりの温泉としても知られる「湯河原温泉」(足柄下郡)や荒野の中で生まれた「強羅温泉」(足柄郡箱根町)といった名湯があります。