三重県の観光名所
県庁所在地は津市。県人口は約180万人で、津市は約28万人。県土は南北180km、東西108kmに及び、北勢、伊賀、中勢、南勢、東紀州の5地域に分かれます。観光名所としては「伊勢神宮」、「熊野古道」、「鈴鹿サーキット」が有名です。テーマパークでは「ナガシマスパーランド」、「志摩スペイン村」、「伊賀流忍者博物館」などがあります。温泉では枕草子に登場する三名泉の一つとして「榊原温泉」(津市榊原町)があります。
なかでも「伊勢神宮」は三重県を代表する観光地で、年間500万人以上の観光客が訪れています。天照大御神を内宮の祭神としている事から朝廷とつながりが深く、また江戸時代にはお伊勢参りとして身分を問わず全国から参詣者が訪れました。「伊勢神宮」には二つの正宮があり、内宮は天照大御神を祀り外空は食物・穀物の神である豊受大御神を祀っています。
「熊野古道」は熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の熊野三山を参詣する為に整備された山岳路で、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録されています。熊野三山は古来より山岳修行の場、信仰の聖地として崇拝され、数多の参詣者を受け入れてきました。「熊野古道」は巡礼の道として整備され、今でも当時の石畳の道が残っています。
鈴鹿市の「鈴鹿サーキット」は1962年にホンダにより建設された日本を代表する国際レーシングコースです。F1日本グランプリや鈴鹿8時間耐久ロードレースなどが開催されており、日本のモータースポーツの中心地ともいわれています。
鳥羽市にはミキモト真珠島があり、世界で初めて真珠の養殖に成功した御木本幸吉氏の博物館・記念館があります。日本で唯一海女の実演がみれる場所としても知られ、年間20万人以上の観光客が訪れます。英虞湾(あごわん)は伊勢半島南部のリアス式海岸で、湾内には50近くの島が浮かび、昔から真珠の養殖が盛んです。
三重県の特産品と郷土料理
三重県の特産品は赤福、伊勢茶、米、みかん、松阪牛、伊勢えび、真珠などがあります。また、郷土料理には極太の柔らかい麺にたまり醤油と出汁で合わせたタレをかけた「伊勢うどん」や鰹や鮪などの赤身魚をタレに漬け込んで寿司飯と混ぜ合わせたちらし寿司の一種である「てこね寿司」などがあります。