鹿児島県の概要
九州南部の鹿児島県は東は宮崎県、北は熊本県、南は海を挟んで沖縄県に接しています。南北600km、海岸線は2,722km、面積は9,188平方kmで、気候は温帯から亜熱帯に及びます。年間平均降水量は約1,900mで全国2位と雨に恵まれた土地柄で、農業・畜産業が盛んです。九州大陸の県域を本土、九州島、県土面積の約27%を占める屋久島、種子島や奄美群島など600以上もある島を総称して離島、薩南諸島と呼んで区分しています。県人口は約170万人で、県庁所在地の鹿児島市は約60万人です。県土は19市20町4村で構成。
鹿児島湾にある桜島は現在も活動中の活火山ですが、かつては海に囲まれた離島でしたが、1914年の火山活動による溶岩流で大隈半島と陸続きになりました。
又、大隈半島南西の屋久島は県内で奄美大島に次ぐ大きさで、宮之浦岳をはじめとする山地と推定樹齢2,000年以上とされる縄文杉など豊富な自然環境で知られています。1993年にはユネスコの世界自然遺産に認定され、益々注目を集めています。
県内最大、全国5位の大きさの奄美大島は鹿児島県本土と沖縄県の中間にあります。奄美大島を中心とする奄美諸島は珊瑚礁、金作原原生林や野生の動植物など美しい自然が残っています。
県内3番目の大きさの種子島は16世紀に日本に初めて鉄砲が伝わった地として有名です。当時、ヨーロッパから伝わった鉄砲は種子島と呼ばれる様になり、急速に日本全国に広まっていきました。現在は国産ロケット発射場がある種子島宇宙センターがあります。
鹿児島県の観光地と温泉
県内の観光地としては上記離島、薩南諸島の他に、薩摩半島南端の指宿温泉、霧島山の霧島温泉郷、霧島市の隼人塚、鹿児島市の異人館、薩摩冨士と呼ばれる開聞岳、九州最大のカルデラ湖の池田湖、鹿児島市の薩摩の英雄の西郷隆盛の銅像など数多くの名所があります。
鹿児島県の郷土料理
郷土料理には「鶏飯」、「きびなご料理」、「つけあげ」、「黒豚のしゃぶしゃぶ」などがあります。