佐賀県の概要・観光地・歴史・郷土料理

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佐賀県唐津市 佐賀県
佐賀県九州・沖縄
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佐賀県の概要

 県庁所在地は佐賀市。県人口は約84万人で、佐賀市は約23万人。九州北西部で、東は福岡県、西は長崎県に接しています。北は玄界灘、南には有明海。かつては「肥後国」と呼ばれていました。観光スポットとして「虹の松原」、「七ツ釜」、「吉野ヶ里遺跡」、「名護屋城跡」、「佐賀城本丸歴史館」、「唐津城」、「嬉野温泉」、「武雄温泉」などがあります。

佐賀県の観光地

唐津市には豪華な漆づくりの曳山を城下町で引き回す「唐津くんち」があり、毎年11月の期間中は約50万人の観光客が訪れます。

「玄界灘」は対馬海流が流れ、大陸棚が広がる漁場で、マダイ、ブリ、イカなどの魚介類が多く水揚げされます。

唐津市相知の「見帰りの滝」は落差が100mある佐賀県内最大の滝で、日本の滝百選にも選ばれています。立ち帰ってまた見たくなる美しさゆえ、「見帰りの滝」と名づけられたといわれています。

滝周辺には50種4万株のあじさいが植えられており、毎年6月のあじさいまつりでは交通規制が敷かれるほどの混雑ぶりです。

秀吉の朝鮮出兵の拠点「名護屋城跡」

唐津市には豊臣秀吉が朝鮮出兵をした文禄・慶長の役の際に拠点とされた「名護屋城跡」があります。天下統一を果たした秀吉は中国大陸への進出を目指し、その手始めに朝鮮侵略を試みました。日本全国の軍勢の拠点となった名護屋からは最大で20万人が大陸へ渡り、10万人が名護屋城周辺に滞在したといわれています。名護屋城周辺には130以上もの陣屋が築かれ、一時期は日本の政治経済の中心地となる賑わいを見せました。秀吉の死後は大陸進出が断念され、名護屋城は廃城となりました。現在、名護屋城跡は博物館として当時の資料を展示しています。

陶磁器の産地佐賀県

また、佐賀は「唐津焼」、「伊万里焼」、「有田焼」などの陶磁器の産地として有名で、500年ほど前に朝鮮から招いた陶磁器作りの職人李三平が磁器を焼いたのが日本の磁器のはじまりといわれています。有田の泉山で白磁鉱が発見され、有田は陶磁器の一大産地となり、日本全国に伝わっていきました。「有田焼」は当時は伊万里港から船で輸送されたため、有田で作られたものでも「伊万里焼」と称していました。しかし、船の輸送が減るにつれ、有田地区の焼物は「有田焼」、伊万里地区の焼物は「伊万里焼」と区別されるようになりました。

佐賀県の郷土料理

佐賀の郷土料理には唐津市呼子で獲れた新鮮なイカを捌いた「呼子イカの活き造り」、領主への感謝の気持ちから生まれた杵島郡白石町須古地区の「須古寿司」などがあります。

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