沖縄県の歴史・観光・郷土料理

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沖縄県那覇市 沖縄県
沖縄県九州・沖縄
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沖縄県の歴史

 沖縄県は東シナ海とフィリピン海の東西約1,000km、南北約400kmの海域に約160の島々からなる島嶼県です。県土総面積は2,276平方km。県人口は約141万人で、県庁所在地の那覇市は約32万人です。

沖縄は中国や韓国、東南アジアにも近い沖縄は海外との交易で栄え、日本の中でもとりわけ海外の歴史や文化に影響されてきた地域です。かつては琉球王国として独立した国家でしたが、1609年の薩摩侵攻後に、薩摩藩と江戸幕府の支配化に置かれ、日本の一部として統治される事になりました。

沖縄は幕藩体制の下では琉球藩として統治されていましたが、明治維新の廃藩置県の過程で1879年には琉球藩が廃止されて沖縄県が設置されるようになりました。太平洋戦争後には米軍の統治下に入りましたが、1972年には四半世紀ぶりに日本に返還される事となり、現在に至っています。

沖縄は太平洋戦争で多数の犠牲者を出した日本で唯一の地上戦を行った地であり、戦争に対する思いは非常に強いです。1945年の沖縄地上戦では米軍約1.2万人、日本軍約9.4万人、沖縄住民約9.4万人の犠牲者を出しています。

又、戦後米軍の統治下であった事も影響して、日本全国にある米軍関連施設の約4分の3が沖縄に集中しています。

沖縄県の観光地

沖縄は過去の戦争の傷跡や影響はあるものの、160もの美しい島々と海からなる魅力的な観光地となっています。沖縄は亜熱帯地域に属した温暖な気候で、周辺の海には熱帯魚や珊瑚礁が溢れています。沖縄本島から西方の慶良間諸島には美しい海と珊瑚礁があり、沖縄海岸国定公園に指定され、ラムサール条約にも登録されています。

沖縄本島では国指定天然記念物のヤンバルクイナ、ヤンバルテナガコガネ、西表島のイリオモテヤマネコなど数々の貴重な動物が生息しています。

更に琉球王国の遺跡として「琉球王国のグスク及び関連遺産群」という名称で首里城跡、中城城跡、今帰仁城跡、座喜味城跡、勝連城跡、斎場御嶽、王陵、園比屋武御嶽石門、識名園の9箇所が世界文化遺産に登録されています。

沖縄県の郷土料理

沖縄県の郷土料理には小麦粉の麺を豚骨と鰹節を出汁にしたスープに入れて様々な具をトッピングした麺料理の「沖縄そば」、ゴーヤー、豆腐、豚肉などをごちゃ混ぜ(チャンプルー)して炒めた「ゴーヤーチャンプルー」、イカや野菜などの具材をイカスミと共に煮る汁物料理の「いかすみ汁」などがあります。

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