秋田県の概要・郷土料理・歴史・温泉

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秋田県鳥海山 北海道・東北
北海道・東北
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秋田県の概要

 東北地方日本海側の秋田県は北は青森県、南は山形県に挟まれる全国6位の面積11612平方キロメートルの県土で、約7割が森林地域です。13市9町3村、県人口は108万人(2010年)で人口の約3分の1が秋田市周辺に居住しています。県域の90%が特別豪雪地帯になっている雪国です。冬が長く夏が短い気候で、全国でも最も日照時間が短い県です。厳しい気候ですが四季の移り変わりははっきりしており、美しい自然と食の地として知られています。秋田県の木材生産量は全国4位で、天然秋田杉は木曽の檜、津軽のヒバと並ぶ日本三大美林に数えられます。

秋田県の産業と郷土料理

秋田県は米の産出額は北海道、新潟県に次ぐ全国3位で秋田こまちのブランドに代表される有名な米どころです。米の生産地である事から酒造りも盛んで、現代の名工に名を連ねる山内杜氏による寒仕込みの日本酒が生まれています。他にも炊き立ての新米をすり潰して串に刺したきりたんぽの鍋、ハタハタの魚醤のしょっつる鍋、稲庭うどん、比内地鶏、いぶりがっこ、笹巻き、イワガキ、じゅんさい、とんぶりなど数多くの美味があります。郷土料理には米どころならではの「きりたんぽ鍋」、独特の手延べ製法でいまも作られている「稲庭うどん」、太いストレートの茹で麺を使った「横手やきそば」などがあります。

秋田県の歴史

秋田県はかつての出羽国と陸奥国の一部から形成されており、1871年(明治4年)の廃藩置県で秋田県が設置されました。秋田県の前は久保田藩として佐竹氏に治められており、佐竹氏は関ヶ原の戦い後の1602年に佐竹義宣が初代藩主となって以降、270年間に渡って統治してきました。12世紀までは奥州藤原氏の支配下で地方の豪族が支配していましたが、1189年の源頼朝の奥州征伐による藤原氏の滅亡で、鎌倉幕府の御家人、地頭による支配へと移り変わりました。

秋田県の景勝地と温泉

秋田県は県土の7割が森林地域の自然に恵まれた土地で数々の景勝地があります。世界自然遺産の白神山地、日本一の深さを誇る田沢湖、十和田火山の噴火でできた十和田湖、秋田駒ケ岳、八幡平、小安峡、栗駒山、鳥海山、なまはげで有名な男鹿半島などがあります。又、秋田岩手県境の八幡平の焼山山麓には「玉川温泉」(仙北市)やが乳頭山の麓に広がる温泉郷「乳頭温泉郷」(仙北市)などの名湯があります。

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