北海道の概要・郷土料理・温泉

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北海道釧路湿原 北海道・東北
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北海道・東北
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北海道の概要

 北海道は太平洋、日本海、オホーツク海に面し、本州に次ぐ大きさの島です。道面積は四国と九州を合わせた面積、また東北6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)より大きい83,457平方kmで、国土の約2割を占めています。日本最北の島で本州とは大幅に気候が異なり、梅雨がなく夏は冷涼ですが、冬は寒さが厳しいです。本州とは津軽海峡を挟んで全長約53kmの青函トンネルで結ばれています。

広大な北海道は一般的には東部の道東地方、北部の道北地方、札幌を含む中央部の道央地方、函館がある南部の道南地方に分けられます。道人口は約545万人で、道庁所在地の札幌市人口は約192万人です。札幌市は道人口の約3割が集中する全国4番目の人口の政令指定都市で、北海道の政治経済の中心地です。

明治時代以降の北海道開拓の歴史は札幌市を中心に進んできました。明治期の廃藩置県に代表される改革では北海道には札幌に北海道開拓使が設置され、道全体を統括する北海道庁が設立されました。北海道は広大な大地と恵まれた自然環境から観光地として人気が高く、道外、国外からも多数の観光客が訪れています。

北海道の経済と産業

 北海道は47都道府県の一つに過ぎないですが国土のおよそ2割を占める広大な土地を有し、耕地面積は全国の約4分の1にもなり農業産出額も1割以上を占めるダントツの全国1位の農業大国です。広大な耕地面積を生かした大規模な農業が盛んで、数多くの野菜が全国でも上位の生産量を上げています。馬鈴薯(じゃがいも)、たまねぎ、かぼちゃ、いんげん、小麦、小豆、蕎麦、スイートコーンなどが主な生産物です。

また、北海道は農業だけでなく漁業も盛んで、太平洋、日本海、オホーツク海の3つの海に囲まれた水産資源の豊富な土地です。海岸線は日本全体の約13%の4,446kmにも及び、海面漁業・養殖業生産業の生産量は全国の約4分の1、額にして全国の約2割を占めています。主な生産品目はほたてがい、すけとうだら、ほっけ、さんま、さけなどです。

北海道の郷土料理

北海道の郷土料理には羊肉のマトンやラムを専用の鍋で野菜と一緒に焼く「ジンギスカン」、石狩川河口の石狩市で取れる鮭の身とあらを野菜などと煮込んだ「石狩鍋」、魚を野菜や山菜と一緒に鉄板で蒸し焼きにする「ちゃんちゃん焼き」、札幌に提供する店が200店以上あるといわれるサラサラしたスープ状の「スープカレー」、海産物が豊富な北海道の代表的などんぶり料理ともいえる「うにいくら丼」などがあります。

他にも北海道周辺の海の恵みを生かした「海鮮丼」、「生ウニどんぶり」、「イクラ丼」、「カニのてっぽう汁」、「くじら汁」、「サケの昆布巻」、鮭の身を凍らせて刺身にした「ルイベ」、塩鮭の身や頭とたっぷりの野菜を煮た汁物「三平汁」、「かきめし」、イカを細長く切ってそうめんのようにして食べる函館名物の「いかソーメン」、「いかめし」などもあります。

また、北海道を代表する野菜であるじゃがいもを使った中山峠の「あげいも」、「いも団子」、酪農が盛んな北海道産のバターを熱々のふかしたじゃがいもにのせた「じゃがバター」もあります。

北海道の温泉

 又、北海道には日本屈指の温泉地である「登別温泉」(登別市)、北海道三大温泉郷の一つ「湯の川温泉」(函館市湯川町)、札幌の奥座敷として知られる「定山渓温泉」(札幌市南区)、洞爺湖畔に湧く「洞爺湖温泉」(虻田郡洞爺湖町)、泥炭層から湧き出るモール泉で美肌の湯として名高い「十勝川温泉」(河東郡音更町)、マリモが生息する阿寒湖畔の自然に囲まれた「阿寒湖温泉」(釧路市阿寒町)、温泉が川のようになって流れる「川湯温泉」(川上郡弟子屈町)などの名湯があります。

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