宮城県の概要
東北地方の宮城県は東は太平洋に面し、北は岩手県、秋田県、西は奥羽山脈に隔てて山形県、南は福島県に接しています。面積は7,285平方kmで、県土の約6割の42万haが森林地域です。
宮城県の太平洋岸の県北地域の三陸沖漁場は大陸棚、暖流と寒流がぶつかる漁業資源の宝庫である世界三大漁場の一つです。三陸沖漁場には全国に13港しかない政令で重要と定められた特定3種漁港である気仙沼漁港、石巻漁港、塩釜漁港があります。県内には上記3港を含む142の漁港があり、北海道、長崎県、岩手県、青森県などと同じく全国上位の漁獲量を誇ります。
県人口は約230万人で、県庁所在地の仙台市人口は約100万人です。仙台は戦国時代に伊達氏が支配し、仙台城を築城して城下町が発展した事で知られており、現在でも宮城県だけでなく東北の中枢都市ともいわれています。1871年の廃藩置県の際もそれまでの仙台藩が仙台県として受け継がれましたが、翌年には明治維新の過程の中で他県と同様に改名され、仙台県から県庁所在地の宮城郡をとって宮城県となりました。
宮城県の観光地
県内の観光地には日本三景として名高い松島、紅葉が美しい鳴子峡、瑞巌寺、蔵王のカルデラ湖の御釜、蔵王エコーライン、栗駒山、秋保大滝、二口峡谷、世界谷地、嵯峨渓、石巻のおしかコバルトライン、金華山などがあります。
宮城県の郷土料理
宮城県の郷土料理には茹でた枝豆をすり潰してつくった餡に餅を絡めた「ずんだ餅」、鮭の煮汁でご飯を炊いて鮭とイクラをのせた鮭の親子丼の「はらこ飯」、仙台の町の代表的名物の「牛タン焼き」などがあります。
宮城県の温泉
宮城県には蔵王権現の湯治場「遠刈田温泉」(刈田郡蔵王町)、鳴子、東鳴子、川渡(かわたび)、中山平、鬼首の5つの温泉からなる「鳴子温泉郷」(大崎市)、「日本三大御湯」の一つ「秋保温泉」(仙台市太白区)などの名湯があります。